文化の日の11月3日、無料開放されている広島市の名勝・縮景園では、菊の花を愛でながらお茶をいただく菊見茶会が開かれています。

縮景園の清風館では、上田宗箇流によるお点前が披露されました。「菊見茶会」は大輪の菊の花が並べられる「秋の菊花展」にあわせて、文化の日に毎年、開かれています。

一方、芝生会場に設けられた野点席では「ぼてぼて茶」と呼ばれるお茶が振る舞われました。「ぼてぼて茶」は園内で摘み取った茶の花を煮出したもので、塩と煮豆、昆布を加えていただきます。参加者は「ぼてぼて茶」の独特の味と香りを楽しんでいました。

佐伯区から訪れた人
「さっぱりしておいしい。外でお茶を飲むのも気分転換になって楽しい」

上田流和風堂・望月宗恪師範代
「野点席ではぼてぼて茶をだすのにそのしつらえがのどかな雰囲気ですし、茶席の方はいろんな道具を集めて菊をイメージできるようにと思っておりますので茶道部も楽しんでいただきたいと思っております」

縮景園の菊見茶会は、午後3時まで受け付けられています。