広島県府中市で、1歳の男の子を踏みつけるなどして暴行を加えたとして、広島県警は29日、30代の夫婦を暴行の疑いで逮捕しました。里親の委託措置中でした。
警察によりますと、夫(31)は先月12日午前、自宅で1歳の男の子に複数回顔を足蹴りし踏みつける、床にたたきつけるなどした疑いが持たれています。
また妻(30)も、その前日に、自宅で男の子にタオルで頭を数回叩いたり下半身を踏みつけたりした疑いが持たれています。
警察の調べに対し、夫も妻も「間違いありません」と容疑を認めているということです。
東部こども家庭センターから警察に通報があり事件は発覚しました。家では夫婦と男の子が3人で暮らしていて、里親の委託措置中だったということです。
広島県によりますと、夫婦は去年、里親の認定を申請し、研修を受けたうえで「適格」と判断されていました。
男の子と夫婦は、ことし4月から交流が始まり、5月末から一緒に暮らしていました。広島県は、外部の有識者を交えて再発防止策を検討することにしています。
男の子の顔にはあざが確認されているということですが命に別状はないということで、警察は事件の詳しいいきさつを調べています。

































