減少する「藻場」 原因はアイゴ?

福山市では、今、魚の隠れ家や産卵場所になる「藻場」が年々減少しています。環境省の2023年度の調査によりますと、福山周辺の海域では、5年前と比べ、藻場が2割近く減少したと言うことです。
この藻場の減少に、アイゴが関わっているのではないか…。地元の漁業者はそんな仮説を立てています。
マルコ水産 兼田寿敏 営業部長
「ぼくらの考えでは、アイゴが食べているから、藻がなくなっていると思っている。まずはアイゴの個体数を削減するために駆除が必要」
田島漁協では、県と福山市の協力を得て、春ごろからアイゴの試験捕獲を開始。港の岸壁にかごを設置し、週3日であげています。
多い時には籠に10匹ほど入っていたこともあったそうです。