「海のゆりかご」と呼ばれる「藻場」。この「藻場」が今、年々減っていっているそうなんです。その原因となっている『ある魚』と、それに抗う地元の取り組みを取材しました。
福山市の田島漁協です。8月のこの日、地元の漁業者たちがある魚の捕獲に乗り出しました。
「やせとる」
「珍しいね」
「産卵してしもうたからまた増える」
それが…アイゴです。大きさは15センチから30センチほど。ヒレには太くて鋭いとげがあり、毒もあります。
マルコ水産 兼田寿敏 営業部長
「ぼくら子どもの頃は、おったらしいんですけど、ぼくは名前も姿も見たことはなかったです。今はそこらじゅうにいます」