元同僚の男性
「(月給から)保険代が引かれるし、引かれるのが常識じゃない。そういうのもなかったからおかしいなと思ってたら『保険証もなにもないから引かれないんだ』って」
桐島容疑者は一時期、体調を崩し入院をしていたという。保険証を持っておらず、預金を切り崩して自費診療を受けていたとみられている。
互いを詮索し合わない職場。だれも「内田」が指名手配犯・桐島容疑者だとは気がつかなかった。

元同僚の男性
「(桐島容疑者は)『お疲れ様です』って自宅に帰って着替えて、銭湯行ってるんじゃなかったかな。銭湯に行くから風呂がないから、銭湯に通っていた。毎日歩いて」
コロナ禍まで、桐島容疑者が毎日のように通っていたという銭湯。常連同士、野球や相撲の話題で盛り上がることもあったという。

銭湯の常連男性
「逃げている感じじゃ全くない。普通に、堂々と普通に(風呂に)入ってたよ。常連さん同士では素っ裸で話したり。脱衣所であの人いつも柔軟体操してるし」
桐島容疑者が暮らし続けた藤沢市。職場では寡黙だったという一方、複数の知人の証言から、逃亡犯とは思えない大胆な行動が確認できた。

バブル絶頂期にはディスコに通い、音楽ライブを観るため、東京や横浜も訪れたという。友人らと県外にスキーやキャンプ、釣りなどにも出かけていた。
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