治療は対処療法のみ 20~30代の女性の患者が多く

広島市立北部医療センター安佐市民病院 原田医師

これまで、複数の菊池病の症例を診てきた広島市立北部医療センター安佐市民病院の原田医師は、症状をやわらげる治療しかできないと話します。

広島市立北部医療センター安佐市民病院 原田和歌子 医師
「治療は基本的には対症療法なんです。最終的にどうしても下がらないという場合にはステロイドというお薬を使うことがありますが、もともと原因が不明なので…」

また、「菊池病」の患者は20代から30代の女性が多いといいます。

原田和歌子 医師
「若い女性、大体20代から30代が最も多いんですけど、熱が出てリンパ節が腫れて、なかなか熱が1~2週間下がらないといった病気になります」

通常、リンパ節は5mm~1cmですが、菊池病は1~2cmほどに腫れ、10個くらいの数珠状になるのが典型的、見た目でわかるほどの大きさではないといいます。