感染者数は増減を繰り返し「引き続き基本的な感染対策を」

一方で、県によりますとこの1年間、新型コロナの感染者数は増減を繰り返しているといいます。先月28日までの1週間に県内の医療機関から報告された患者数は287人で、その前の週と比べて微増状態だということです。

今後はどうなっていくのでしょうか…?

広島県感染症・疾病センター 桑原正雄 センター長
「少しずつ減っている山の繰り返しというのはこれまでもずっとあったことで、今が少ないと言っても、まだこれから増える可能性がある山が起きるかもということもいえる」

国を超えての往来も戻ってきたことから、コロナとは別の感染症にも注意が必要だといいます。

広島県感染症・疾病センター 桑原正雄 センター長
「人が出入りしたり旅行したりする際に海外から持って入ってくるような感染症、例えば東南アジアではやっているような感染症が日本に入ってくる可能性も十分に考えなければならない」

コロナ禍以前の日常が戻りつつある街中の風景…。県は、引き続き手洗いやうがい、せきエチケットなど感染対策を心がけるよう呼びかけています。