ダムの貯水率低下が止まりません。本島内のダムの貯水率は今月10日ごろに50%を下回る見込みで、県企業局は有機フッ素化合物=PFAS汚染の影響で停止している本島中部の水源からの取水を再開させる方針を関連自治体などに説明しました。

県内では去年9月からの少雨傾向でダムの貯水率が低下していて、国や県などが管理する本島内11のダムの貯水率は2月7日午前0時時点で51.2%と、平年値を26.3ポイント下回り、まだ低下が続いています。

今月10日ごろには貯水率が50%を下回る見込みで、県企業局は現在停止している本島中部の水源からの取水を再開させる方針です。

企業局は7日、この水源からの水の供給を受けることになる関連自治体向けに説明会を開きました。

石新実 企業技監
「中部水源を再開したとしても、国が定める暫定目標値は大きく下回る数値で水を提供できると考えておりますので、安心して水道を使って頂きたい」

説明会で企業局は、取水を再開する水源には有機フッ素化合物=PFASが含まれるものの、浄水処理する過程で濃度が大幅に低減されると説明しました。

中部の水源からの取水は、嘉手納井戸群や天願川で早ければ今月11日にも再開される見込みです。