伝統を守り続ける地元の人々の姿
シッティには子どもたちの健康祈願の意味合いもあります。

6か月の赤ちゃんと父
「3番目なんですけど、まだ怖いとかも分からないので、上の2人はちょっと大泣きですね、怖くて」
商売繁盛を願う店も…
毎年噛まれる女性
「獅子に頭を噛ませるでしょ、そしたら長生きするって」
次の家、また次の家へと、祭りの音を絶やさずに回り続けます。

そして家々を回ること8軒目、最後の厄払いの場所。初めは緊張気味だった中学生も凛々しい表情に変わっていました
西公民館 崎原正吉館長(76)
「もうもう、最高だと思います!これだけの若いのが、後継者ができて。今まで先輩方がやってきたものを引き継いで、また後継者に渡せるということが大変嬉しく思います。」

最後は、島の北の海の彼方にあると信じられているアンドゥの島に1日獅子が集めた島中の厄を送り、終了です。
与那国島を訪れると、島の伝統を守り続ける熱い男たちと、それを受け継ぐ子どもたちとの出会いがありました。