屋良リポーター
よろしくお願いします!!これですね!

浦添市美術館 岡本亜紀学芸員
「よくよく見ますと、あちらこちらに日傘を差した人物が描かれています。当時はすべての男性ではなくて、士族の階級の人が傘を差していたと言われています。中国の残っている資料で1回に1000本2000本単位で、琉球が傘を手に入れてるっていう記録があるので、かなりの数入っていたと思います」
「昔は、やっぱり男性でも傘かぶってちょっと涼しいだろうし、またおしゃれでもあっただろうし、ステータスでもあっただろうし、そういう色んな見かたができる時代あったんだなっていうのは非常に面白い話です」

男性も気兼ねなく、日傘を差そうという取り組みをしている人がいます。那覇市で創業91年の万年筆店を営む渡口彦邦さんです。渡口さんは天気に関係なく50年以上も毎日傘を差しています。

渡口彦邦さん
「もう暑いね。猛暑、真夏本番だ。もうこれがないとね、四六時中よ、夜も。雨傘にもなるしね。日傘は当然だけど杖にもなるさ。これがないと寂しいよ」

突然のスコールに見舞われることも多い沖縄、30代のころ店まで通う際、何度も雨に降られた経験から、毎日傘を持ち歩こうと思い立ったのがきっかけでした。

渡口彦邦さん
「みんなが傘をさせば良いのにね、こんなに涼しいのに」。

夏場の熱中症予防と、車に頼らず日傘を差して歩くことで健康維持を図ろうと、2006年に「沖縄日傘愛好会」を発足させました。

「一度日傘を差すと、その良さがわかりますよ。胸張って前を向いて歩くから美人に会うさ。どっか陰がないかうろうろするわけにいかないでしょ。女性に見習わなきゃいけませんよ」

本格的な夏の到来、男性の皆さんも、ぜひ今年の夏は日傘を活用してみるのはいかがでしょうか?