7月にポーランドで開設されたウクライナからの避難民が利用できる託児所。この託児所を運営しているのは沖縄県出身の東優悟さん(26)です。
実は東さんは、8月18日に亡くなった沖縄社会大衆党の委員長などを務めた瑞慶覧長方さんの孫にあたります。生前、瑞慶覧さんが取り組んできた平和活動への思いは、東さんへと受け継がれて、遠く離れたポーランドの地で生き続けています。
「二度と戦争を繰り返してはならない」故・瑞慶覧長方氏の思い

8月24日に執り行われた、瑞慶覧長方さんの告別式。政治家として、また沖縄戦の体験者として、平和活動に尽力し続けた瑞慶覧さんとの別れを、多くの人達が惜しみました。
元参院議員 糸数慶子さん
「瑞慶覧先生は必ず戦いの場にいらっしゃる方で、基地問題に対してもそうですし、諸々のことに対して抗っていくという強い精神力をお持ちの方でした」
社大党委員長 高良鉄美参院議員
「復帰の前後で沖縄の政治を引っ張ってきた人」

祭壇に添えられた「二度と戦争を繰り返してはならない」という瑞慶覧さんの言葉。その意思は瑞慶覧さんの孫へと受け継がれています。
前南城市長 瑞慶覧長敏さん
「長方の教えが身についていたんでしょうね。ウクライナから逃げてくる子ども達を放っておけないという気持ちでスタートした」