台湾の台北中心部で男が無差別に通行人を切り付け14人を殺傷した事件で、男が事件前、別の4か所で放火をしていたことがわかりました。
台北中心部の事件現場にはきょう、犠牲者を弔うため花を手向ける人の姿がみられました。
この事件はきのう、台北駅の出口で、張文容疑者(27)が発煙弾を投げたうえ、刃物で通行人を切り付け、その後も近くの繁華街で複数人を切り付けたものです。
これまでに30代から50代の男性3人が死亡したほか、11人が重軽傷を負っています。
けがをした人
「容疑者は何か重いもので私の肩を殴りました、そして勢いよくデパートの中へ入っていきました。その後、服の中が濡れていることに気づき、初めて出血しているとわかりました」
張容疑者は、犯行の合間に数日前から宿泊していたホテルで刃物や発煙弾を補充していたといいます。
犯行後警察官に取り囲まれた張容疑者はビルから飛び降り死亡しました。
台湾メディアによりますと、警察は現場で発煙弾17個や、手製の爆発物15個などを押収しましたが、張容疑者は事件前に自身の部屋や別の駐車場などあわせて4か所で放火していたということです。手製の爆発物の威力を試したとみられます。
また今年1月ごろから現場となった台北駅近くで部屋を借りていたということで、部屋からは爆発物を製造するための材料などが押収されています。
事件を受けて頼清徳総統はきょう、警察など関係機関に対して徹底的な捜査をするよう指示し、公共の場や人通りの多い場所での警備体制を強化するとしています。
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