閉鎖的になりがちな「伝統」

イメージ 空手の稽古

学校の部活動で起こった今回の問題。部活動は、高校総体などを目標とする、いわゆる「競技空手」が主流です。

しかし、県空手道連盟に所属する128の道場の中で競技大会に出場する「競技空手」に取り組むのは、約50の道場のみ(26年1月30日現在)。

心身の鍛錬などを目的とする「伝統空手」の道場とともに統一した意思を表明するには、流派も様々あることから、時間を要しました。

空手指導者 上間建さん

小林流守武館 道場主 上間建さん:
「空手の言葉に『人に打たれず、人打たず、事なきをもととするなり』(※)とある。良い言葉でもあるんですけど、表に出しちゃダメ、大きくしちゃダメという解釈にもなってしまうんですよ」

※ 戦って勝つことが目的ではなく、争いを避け、目的を達成するために努力することが大切、という意味

争い事は起こすな、小さくしなさい。そう教わってきた指導者たち自身、道場には閉鎖的なところがあると認めた上で、「声に出すことが大事だ」と、変わる意思は持っています。