離島防衛を想定した日米共同訓練で、陸上自衛隊のオスプレイが県内への飛来を取りやめたことについて、陸自の指揮官が「県の要請を受けて自粛したわけではない」と計画上の都合だと強調しました。

陸上自衛隊とアメリカ海兵隊は今月11日からおよそ1か月間、九州・沖縄の各地で離島防衛を想定した共同訓練「アイアン・フィスト」を実施していて、過去最大規模となる日米およそ4900人が参加しています。
23日午後、金武町のキャンプ・ハンセンで訓練開始式が開かれ、日米の指揮官が隊員に向け訓示しました。

▼陸上自衛隊水陸機動団長 武者利勝陸将補
「相互の理解を深めるとともに、強固な信頼関係を構築することは我が国の防衛、及び地域の安定にとって極めて重要である」

▼第三海兵遠征旅団司令官 ライアン・ホイル准将
「我々の使命は力によって平和を守ること。圧倒的な戦力と揺るぎない決意を示すことにより、いかなる危機も始まる前に抑止できる」
県内での日米共同訓練をめぐっては、おととし10月、与那国駐屯地で陸自のオスプレイがバランスを崩して損傷し今回、事故以来初めて県内に飛来する予定でしたが「計画上の都合」として急遽取りやめています。
県は訓練でのオスプレイの飛行自粛を求めていましたが、この要請が取りやめの判断に影響したか問われた陸自水陸機動団長の武者利勝陸将補は、次のように強調しました。
▼陸上自衛隊水陸機動団長 武者利勝陸将補
「あくまで我々の訓練計画上の都合によるものであり、要請を受けて自粛したものではありません」

武者陸将補は、オスプレイは「部隊を迅速かつ大規模に輸送できる優れた装備品だ」としたうえで、今後、水陸機動団とオスプレイの連携を強化し、離島防衛能力を向上させると説明しました。








