京都府南丹市で行方不明になっていた男子児童がおととい、遺体で見つかったことを受け、警察はきょう、男児の自宅を死体遺棄の疑いで家宅捜索しました。

記者
「午前7時すぎです。行方不明となった安達結希さんの自宅付近ですが、警察車両が多く集まって、規制線がはられています」

午前7時すぎ、規制線がはられ、あたりに緊張感が走りました。

先月23日から行方不明となっていた京都府南丹市園部町に住む11歳の小学生・安達結希さん。警察が行方を捜索していましたが、おととい、南丹市の山林で遺体で見つかりました。

警察は、遺体の身元が安達さんと確認されたことなどから、死体遺棄の疑いで安達さんの自宅を家宅捜索しました。遺体の状況などから事件の可能性もあるとみて、本格的な捜査に乗り出したとみられます。

京都府南丹市の小学生・安達結希さん。先月23日午前8時ごろ、父親が安達さんを車で学校のそばまで送り届けたとされています。

記者(先月26日)
「車で登校する児童は、グラウンド横の道を通って、正面玄関から建物に入ることが多いということです」

しかし、学校によりますと、午前8時半すぎの時点で教室に安達さんの姿はなく、昼前に担任が母親に連絡をしたことで、行方不明となっていることが発覚しました。学校の防犯カメラには安達さんの姿は写っていなかったといいます。

記者(先月31日)
「リュックが見つかった現場付近では、きょうも規制線がはられています」

これまでの捜索で、安達さんの「通学用かばん」と、履いていたとみられる黒色の靴がそれぞれ別の場所で見つかっていました。

しかし、肝心の安達さんの行方は分からずにいましたが、おととい、小学校から南西におよそ2キロ離れた山林で、付近を捜索していた警察官が安達さんの遺体を発見。

警察によりますと、遺体はあお向けで、埋められたり、隠されたりするような形跡はなかったということです。

この場所について、近くに住む人は…

近隣住民
「土曜日はちょうどあの場所に行って、山菜を採っていた。その場所にいました。その場所にいたんですが、においとか変化、おかしいなというのは一切感じなかった。私の父は(発見日当日も)午前中に2回、犬の散歩で歩いています。そのときに『何か気づいた?』と聞いたら、(父は)『においも何もないし、分からなかった。まさかまさか』と(言っていた)」

きのう、警察が遺体を詳しく調べたところ死因ははっきりせず、3月下旬ごろに死亡したとみられるということです。遺体には、鋭利な刃物による刺し傷や切り傷などは確認されておらず、着用していた衣服にも目立った損傷はなかったといいます。

遺体が発見された現場は連日、捜索が続けられていて、きょうは花を手向ける人の姿も。

花を手向けた人
「生きて帰って来てほしかったなという気持ちがあります。これからまた有意義な人生が待っていたはずなのに。自分なりに残念に感じて来させていただきました」

安達さんが通う小学校は、きのう臨時休校しましたが、きょう、授業を再開しました。

南丹市教育委員会 教育参事 山田啓亮さん
「校長からの説明を聞いた子どもたち、特に安達さんと同じ学年だった6年生の子どもについては、涙を流すような様子も見られたというふうに聞いています」

市の教育委員会によりますと、事件のショックから休んだ児童も数名いるといい、心のケアを担当する職員を増やすことなどを検討しているということです。

記者
「安達さんの自宅の方に警察車両が入っていきます」

警察はけさ、遺体の身元が安達さんと確認されたことなどを受け、死体遺棄の疑いで自宅を家宅捜索しました。親族からも話を聞くなどしていて、安達さんが行方不明になった経緯などを慎重に調べています。