挫折の中にいる二十歳

数年前まで“無敵”を誇っていた

中学2年でアジアユースを制し、高校時代も国内敵なし、日本高校記録を何度も更新した成。しかし大学2年となった今、明るかった表情には変化がみられた。

「気持ちが切り替えられなくて」「変えなきゃ変えなきゃって思えば思うほど、やっぱり…」

去年10月の世界選手権。得意のスナッチで3本とも失敗、記録なしに終わった成。

世界選手権 スナッチで記録を残せなかった比嘉成(2025年10月)

高校時代の59キロ級から6キロ体重を落とす53キロ級への階級変更が、想像以上に体の負担となっていた。

「最初お父さんは、減量しない方がいいと言っていたんですけど、自分は経験が積みたかった。59キロ級では記録が伴っていなかったので、53キロ級ならいけるかもしれないと」

「上位を目指せると思うとお父さんに言って、『じゃあやってみたらいい』ということでやってみた、ではあるんですけど…」