辺野古の埋め立て工事全体では2020万立方メートルの土砂が必要ですが、ほぼ埋め立てが完了している辺野古南側と、大浦湾側で今年度までに投入が予定されている土砂の量を合わせても、全体の約17.5%に止まります。
政府が2019年に示した事業の総額は9300億円となっていますが、昨年度までにすでに総事業費の約70%にあたる6483億円を支出しています。
円安による物価上昇や人件費の高騰などで予算がさらに膨らむのは確実とみられます。
政府は「辺野古移設工事を着実に進め、普天間基地の1日も早い全面返還を実現する」「現時点で事業全体に遅れは生じていない」としていますが、完成した施設を
米軍に提供するのは、工事が順調に進んだとしても、11年後の2036年を予定しています。








