ポイント1.地方空港の活用
▽佐賀県危機管理防災課・松尾経太主査
「今回、避難については、福岡空港と鹿児島空港を経由して各受け入れ県にそれぞれ避難をするかたちになっているが、例えば、地方の空港を活用した方が避難者の方々の輸送については、負担が少ないのではないかー」
佐賀市の場合、福岡空港から避難先連絡所となるSAGAアリーナまでの直線距離がおよそ39キロなのに対し、佐賀空港(九州佐賀国際空港)からは、およそ14キロ。バスでの移動距離は短くなります。

▽松尾さん
「福岡空港だけだと実際避難の際にたくさんの便が発生することになるので、やはり混雑もしますし、地方空港の活用も重要ではないかなと思います」
ポイント2.食事と生活必需品
▽松尾さん
「基本的に食事だったり、生活必需品の避難者への提供となると、災害救助法に準拠することになるので現物支給になるが、実際、受け入れ側の九州・山口は平時の状態で、飲食店であったり、生活必需品の販売店も通常通り営業されている状況ですので」
佐賀県は食事や生活必需品の提供について、現物支給ではなく定額の現金給付にし、自由に購入できる仕組みの方が、避難者のストレスも軽減できるのではないかと考えています。

国の制度設計が十分に整備されていないとして、佐賀県は、国との継続的な意見交換の必要性を強調しました。








