今月、米軍の憲兵隊が那覇市と沖縄市で実施したパトロールで、合わせて17人が逮捕されていたことが分かりました。

米軍の憲兵隊はこれまで、県警などと合同で沖縄市でパトロールを行ってきましたが、今月1日の未明、初めて那覇市で軍単独のパトロールを実施しました。

軍などによると今回のパトロールで憲兵隊は、深夜の基地の外での飲酒などを規制する「リバティー制度」に違反したとして、那覇市で2人、沖縄市で15人の米軍関係者を逮捕したということです。

米軍は「米軍人の義務を再確認させるという点で成果があがっている」としていますが、県内では米軍が基地の外で警察権を拡大することを懸念する声もあがっています。