今年6月、面識のない18歳未満の少女の体を触ったとして、沖縄に駐留する米海軍の20代の男性兵士が今月7日、不同意わいせつの容疑で書類送検されていたことが分かりました。

警察などによりますと、この兵士は今年6月、沖縄本島内で、県内に住む18歳未満の少女に対して、わいせつ目的で体を触るなどした疑いが持たれています。事件は基地の外の屋外で起きたということです。

2人の間に面識はなく、助けを求める少女の声を聞いた人が警察に通報しましたが、兵士は逃走していたということです。

警察は、被害少女の話や周辺の防犯カメラの映像などから、この兵士を特定して複数回取り調べ、今月7日に書類送検したということです。兵士の身柄は現在、米軍の管理下に置かれています。

警察は捜査に支障があるとして、兵士の認否を明らかにいませんが、接触のあり方から、わいせつ目的があったのは明らかだ、としています。

一方県は、書類送検のあった同日に県警からの連絡で事件を把握し、今月10日、在沖米海軍や沖縄防衛局などに抗議したということです。