陸上自衛隊とアメリカ海兵隊が今月実施する共同訓練で、高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」とMV-22オスプレイの与那国島への展開を取りやめる方針であることが分かりました。
陸上自衛隊とアメリカ海兵隊は今月11日からの2週間、離島防衛を想定した共同訓練「レゾリュート・ドラゴン」を九州や沖縄などで実施します。
このうち与那国島にアメリカ軍の攻撃型の兵器である高機動ロケット砲システム「HIMARS」とMV-22オスプレイを展開する予定でしたが、防衛省関係者によりますと地元の理解を得られなかったことから、展開を取りやめる方向でアメリカ軍と調整しているということです。

先月就任した上地与那国町長は、今回の訓練について「訓練の説明があった場合にはご遠慮くださいとお断りするつもりです」と話していました。
こうしたなかさきほど沖縄防衛局が与那国町役場と県庁を訪れ、訓練の内容を説明しています。