今月25日、恩納村南恩納区の伝統漁「ヒアガラサー」の体験学習が行われた。「ヒアガラサー」とは、干上がるという意味の沖縄の言葉で、潮の満ち引きを利用して、干潮時に網にかかった魚を獲る漁法だ。

南恩納区に古くから行われていた漁法だが、現在は年に1度だけ、地域の子どもたちが海の豊かさを学ぶために行われ、地域をあげた行事となっている。

この日の参加者は約130名。子どもたち同士の交流の場にもなるようにと、南恩納区の子どもたちだけでなく近隣地区の子ども会のメンバーも参加した。

ヒアガラサーの体験が行われた干潟

▼南恩納区・仲嶺真樹区長
「地元の子たちに、この地域の自然や資源がいかに大切なものであるか、体験を通して地元愛や環境を大切にする心を育てたい」

小雨が降るあいにくの天気となったが、海を前にした子どもたちは「ヒアガラサー」を待ちきれない様子… しかしここは学習の場。参加のルールや海の危険生物、そして大切な海のことを思い起こします。