去年6月、名護市の安和桟橋近くで、普天間基地の移設工事に使う土砂を運搬していたダンプカーが、工事への抗議活動をしていた女性と警備員の男性をはね、男性が死亡、女性が重傷を負った死傷事故で、警察が女性に対して重過失致死の疑いで事情聴取を求めていることが分かりました。

女性の弁護人を務める金高望弁護士によりますと、先月末ごろ県警から、重過失致死の疑いで女性に事情を聴きたいと、別の弁護人に連絡があったということです。

女性は6日に警察署へ赴くということですが、県警は事情聴取での弁護人の立ち会いを拒否していて、女性が聴取に応じるかは不透明です。

警備員男性と抗議女性がダンプと衝突した現場

金高弁護士は、重過失致死容疑で聴取を求められたことについて「そもそも過失がなく、お門違いの嫌疑」だと指摘しています。