学童疎開船「対馬丸」の生存者の証言をもとにした舞台が制作されることになり、子役のオーディションが行われました。
演出家の宮本亞門さんと対馬丸記念館などでつくる「戦後80年を考える対馬丸実行委員会」は、去年亡くなった平良啓子さんをはじめとする対馬丸の生存者や関係者への聞き取りを基に舞台を制作しています。
那覇市で12日、主演を含む4人の子役を選ぶオーディションが行われ、6歳から16歳までの91人が、当日配付された台本読みに挑戦したり、即興で特技を披露したりしました。
演出家・宮本亞門さん
「最後には『悲しかったね、悲しい事件だったね』で終わるわけではなく、現代に生きている我々だからこそ夢を叶えて、よし頑張って生きていこうよ、っていう舞台にしたい」

舞台はことし8月16日、那覇文化芸術劇場なはーとで上演される予定です。