ゴーヤーなどに寄生し甚大な被害を与えるセグロウリミバエが、去年から沖縄本島北部で確認されていることを受け、国が4月上旬から本島外への野菜などの輸送に制限をかける緊急防除を開始することがわかりました。
去年から名護市や今帰仁村などで、ゴーヤーやヘチマといったウリ科の植物に甚大な被害をもたらすセグロウリミバエが確認されていて、県は家庭での栽培などを控えるよう呼びかけていました。
農林水産省はセグロウリミバエを封じ込めて根絶するため、4月上旬から「緊急防除」を開始する方針で、生息の可能性のある野菜などは検査を通さなければ本島外の移送ができなくなります。
検査の方法などは今後専門家も交えて決めるということですが、農林水産省は「県や市町村と協力し物流を阻害しないやり方で進めていきたい」としています。