メディア初公開 音楽界けん引した東京音楽学校 昭和10年代の資料
▼東京芸大 大学史史料室 仲辻真帆さん
「こういう資料も結構実は初めて。メディアに公開するのは初めて。こちら昭和10年(1935年)の資料になっていまして、洋楽に入っている…」
今回、金井に関する新資料が発見されメディアに初めて公開されました。
▼東京芸大 大学史史料室 仲辻真帆さん
「こちらまず金井さんの入学願ですね」
昭和10年、1935年に東京音楽学校選科に入学した金井。
入学願書の名前は「キク」と表記され、のちに「喜久子」と改名したことが分かります。
これまで金井に関する資料は少なく、自身執筆の自伝などでその人生を想像するしかありませんでした。
▼東京芸大 大学史史料室 仲辻真帆さん
「昭和17年(1942年)3月31日終了と書かれている…」
東京音楽学校の在籍期間は5年と思われていましたが、学籍簿などから選科で5年学んだあと研究生として在籍し、合わせて7年、東京音楽学校で学んだことが分かりました。
▼東京芸大 大学史史料室 仲辻真帆さん
「優秀だったんだと思います。選科は途中で辞める方が多いです。研究科に残るというのは、もちろん意欲もあったでしょうし、成績も優秀だったのではないかと思います