先島をはじめ南西地域で進められる軍備増強、いわゆる「南西シフト」について、それぞれの政治姿勢を聞きました。
▽立民・新 金城徹候補
「政府は(ミサイルの)長射程化をすると言うじゃないですか。やはり新たな展開に入ってきていると思うんです。ですから、住民合意というものに対して、限定的に考えるのではなく、広い意味でそこに住んでいる方々の立場になって考えないと、住民合意があったらよいのかという話ですが、私は今の状況の中で多くの住民の合意は得られないと思います」
▽維新・新 山川泰博候補
「去年の与那国島へのミサイル配備計画の件で、政府が予算を決定した後に住民説明会をやったと、県民無視をした進め方だと住民が納得しないと思っています。丁寧な説明をしっかりして、私は専守防衛に特化した自衛隊の配備が必要だと思っています」
▽自民・前(公明推せん) 西銘恒三郎候補
「来ることに対しての備えという意味では、政治に関わる者は責任を持って備えておくと。ただ、先島地域の自衛隊の配備だけでとてもじゃないけどあの大国の中国と軍事バランスが取れるとは思っていませんので、備えを最小限やりながらも日米同盟であったり、あるいはクアッド(日米豪印戦略対話)であったり、あるいは基本的人権・民主主義、それらの価値観を共有する国々との連携によって、平和な状態を永続させていく」
▽れいわ・新 山川仁候補
「南西シフトをしないといけない状況になってきたんだ、対敵国、中国なりアジアなりというのを、勝手に作り上げてきていて、国民保護計画も進められていますけど、その状況も全くデタラメな国民を守れない(計画)。なぜ沖縄だけそうなるんですか、誰に対してなんですか、そういったところは政治の堕落でしかないので、私たちは平和外交をしっかりしていきながら、その緊張感をといていく」
先島を抱える選挙区ならではの課題解決に向けて、4候補者それぞれが各地で熱弁をふるっています。
来週月曜日は、沖縄3区についてお伝えします。