訪米中の玉城知事は現地時間12日、首都ワシントンからニューヨークに移動し、現地のコロンビア大学で基調講演。基地問題や沖縄を取り巻く安全保障環境について学生らと意見を交わしました。

教授や学生など約70人と交流し、学生からは、厳しさを増す安全保障環境に対する沖縄の考え方や沖縄の言語や文化の保存に関する質問などもあがったということです。
また玉城知事がきのう、米兵による性的暴行事件について国務省と国防総省の日本担当者を訪ねて直接抗議したことについて、国防総省の報道官は「深く心を痛めている」としました。

▽米国防総省 ライダー報道官
「私たちは地元の懸念を共有しています。事態の深刻さに深く心を痛めており不安を招いたことを遺憾に思います」
さらにライダー報道官は、兵士らの行動について「米軍の基本的価値観を反映していない」と批判するとともに今後、徹底的に調査していくとしています。