中国軍は台湾周辺での軍事演習が終了したと発表しました。
中国軍は29日から台湾島を取り囲む形で軍事演習を行いました。
30日には、台湾の北部と南部の海域に地上から多連装ロケット砲を発射する長距離火力実弾射撃を実施したほか、東部の海域で駆逐艦や無人機などを展開し重要な港の封鎖を想定した訓練を行ったとしています。また、軍事演習に連動して、海警局も台湾周辺でパトロールなどを実施したと発表しています。
中国軍の報道官は、「常に高度な警戒態勢を維持し、訓練と戦備強化を続け、国家の主権と領土を断固として守る」としています。
台湾周辺での大規模な軍事演習は今年4月以来で、中国と距離をとる頼清徳政権に圧力をかけるほか、日本やアメリカをけん制する狙いがあります。
中国外務省の林剣報道官は今回の演習について、「台湾独立勢力の「武力による独立」に対する厳しい懲戒であり、国家の主権と領土保全を守るための必要な行動である」と正当化しています。
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