普天間基地の名護市辺野古への移設工事をめぐり、うるま市の宮城島が埋め立てに必要な土砂を採取する候補地となり、沖縄防衛局が環境調査を始めることがわかりました。

辺野古・大浦湾に投入される石材



県などによりますと、辺野古への移設工事における埋め立て計画では全体で約2020万立方メートルの土砂が必要とされていて、現在採取を行っている本部町や国頭村などからは約1180万立方メートルが調達可能だということです。

宮城島では約30万立方メートルの土砂が調達可能だということです。

辺野古・大浦湾

現在採取を行っている本島北部と宮城島で調達可能な土砂の量を合わせても、全体で必要な量の6割程度にしかならず、このほかに防衛局が候補地としている本島南部や宮古島、石垣島などに影響が広がる可能性があります。