太平洋戦争中に米軍の攻撃で沈没した学童疎開船「対馬丸」の水中調査について、22日に対馬丸記念館の式典に出席した自見沖縄担当大臣は「遺品の収集ができれば対馬丸記念館の質を高めることができる」と実施に前向きな姿勢を示しています。

この式典は対馬丸記念館開館20年の歴史を振り返り、対馬丸記念会の役割を再認識しようと開かれたもので、自見沖縄担当大臣や対馬丸記念会の活動を支える人たちが出席しました。

このなかで自見大臣は記念会が求める水中調査の予算措置に前向きな姿勢を示しました。

海底で確認された対馬丸の船体

自見英子内閣府特命担当大臣
「ご要望いただきました水中調査により対馬丸の現在の姿の撮影や遺品の収集ができれば、対馬丸記念館の質を高めることができると考えております」
「今後、必要な調査などを行うことができるよう今月末の概算要求に所要の関連予算を盛り込む方向で最終の調整をさせていただいております」

このほか、式典では記念会の活動に貢献した個人や団体に賞状が贈られています。