
宜野湾市には「ミマモライド」が73台導入されているが、浦添市ではまだ20台。地域で設置台数に差があり、地域によっては捜索のサポートが難しい。
利用者からは導入数をもっと増やしてほしいと声が上がってるという。
▽宜野湾市・介護長寿課 志良堂孝さん
「(対応する)自動販売機の数を増やしていくこと、周知していくことが課題と考えています。現在は宜野湾市のほか北中城村、西原町、浦添市、那覇市首里、南風原町で「ミマモライド」が150台設置されています」
▽宜野湾市・介護長寿課 志良堂孝さん
「我々としては“道迷い”が社会課題ではないまちを、目指していますので、認知症、高齢者の方の行動の自由、尊厳を保ちながら、地域で認知症になっても暮らしていけるような街づくりを目指していきたい」
宜野湾市は今後250台ほどまで設置数を増やすことを目指している。
<取材MEMO>
開発したトキニライド社は、今後は車にセンサーをつけるといった方法や、子どもの見守りに活用したりする将来像も描いています。監視ではなく、人権に配慮してゆるやかに見守る社会を目指す「ミマモライド」の未来に期待が集まっています。(取材 喜久本愛理)