6月23日の「慰霊の日」を前に、糸満市の平和の礎には181人の名前が追加される予定で、12日、新たな刻銘版が公開されました。

国籍を問わず、沖縄戦などで命を落とした戦没者の名前を刻む糸満市の平和の礎には、今年、去年2023年より184人少ない、181人の名前が刻銘されます。

南城市では12日、刻銘作業の様子が報道陣に公開される予定でしたが、湿気の影響による機材トラブルで作業ができず、刻銘に使われる刻銘版のみが公開されました。
県によりますと今年新たに追加される181人のうち県出身者は24人。県外出身者が157人で、戦艦大和の乗組員など海軍関係者が大半を占めています。

今回を含め、平和の礎に名前を刻まれた人は24万2225人となっていて、今月18日に糸満市の平和祈念公園に設置される予定です。