水難事故を少しでも減らすためには、服を着たまま溺れてしまったときの対処法を知っておくことが大切だ。仲村さんは、水に浮きながら助けを待つ方法を教えている。
▽UITEMATE沖縄・仲村翔代表
「体は2%しか浮きません(水面から上に出ない)。その2%を口と鼻だけにもってきて、口と鼻だけを水面から上に出して呼吸を確保する。あとは全身、ほかのところ、手足は全部水面の中に入れるという方法で教えています」
体の2%というと、全身のうち、両手の手のひらほどしかない。溺れてしまい、慌てて助けを呼ぼうとして手を上げると…たちまち体は水の中に沈んでしまう。


溺れないためには、全身の力を抜き、鼻と口を水面から出すための姿勢を取る必要があるという。実際にやってみると、ペットボトルの力を借りても、最初はなかなかうまくできない。
練習を重ねると、子どもたちは徐々にコツをつかんできた。