墜落事故後、全世界で飛行を停止しているオスプレイ。アメリカ軍が飛行停止措置を解除したことを受け、県内では11日に沖縄防衛局が県や宜野湾市に安全対策を説明しました。しかし事故原因などの詳細は明らかにされていません。県民が不安を拭えないままオスプレイの飛行再開が近づいています。

およそ3か月にわたり続いたオスプレイの飛行停止措置。
解除が発表され、飛行再開が近づいているのか普天間基地では11日朝、兵士らが機体を点検する様子が確認されました。
玉城知事は「アメリカ軍が示した整備内容の見直しなどのマニュアルの改定では、根本的な問題解決になっていない」として、改めてオスプレイの配備撤回を求めています。

玉城知事
「オスプレイは欠陥品ですから、やはり配備の撤回を沖縄県としては求めて行きたいと思います」
11日午後には、沖縄防衛局の伊藤局長が宜野湾市の松川市長と面談し、飛行再開にあたってのアメリカ軍の安全対策などについて説明しました。
一方、松川市長は今回の説明だけでは飛行再開への理解に至らないとして再度の説明を求めています。
また、県庁にも沖縄防衛局の担当者が説明に訪れましたが、県によりますと「事故原因などについて詳細な情報はなく、飛行再開のめどについても言及はなかった」ということです。