防衛省がうるま市に計画している陸上自衛隊の訓練場の整備計画をめぐり、計画断念を求める新たなグループが10日に発足しました。

「自衛隊訓練場建設計画断念を求める会」には、訓練場の予定地周辺の自治会長会や中部地区退職校長会など市内外の17団体が参加しています。

10日に開かれた発足式には参加する各団体の代表などが集まり、訓練場の整備予定地が住宅街や石川青少年の家に近いことなどから、計画の断念を求める考えで一致しました。

また共同代表を、宮森小学校にアメリカ軍のジェット機が墜落した事故を語り継ぐ「石川・宮森630会」の久高政治会長や元石川市議OB会の伊波常洋会長ら5人が務めています。

「石川・宮森630会」久高政治会長
「沖縄全体の問題として考えてもらわないとなかなか解決は難しい。宮森630会としても二度とあのような事故が起こらないように訓練場は地元に造らせない」

「石川市議OB会」伊波常洋会長
「保革を超えてダメなものはダメ」

会では今後、反対署名を集め防衛大臣に提出するほか、今月20日に大規模な市民集会を開催し計画の断念を求める考えです。