今週にも飛行を再開すると一部で報じられている、アメリカ軍のオスプレイについて木原防衛大臣は5日、「現時点でアメリカ軍からの事前調整はない」と明らかにしました。

アメリカ軍のオスプレイは、去年11月に鹿児島県・屋久島沖で起きた墜落事故のあと、全世界で飛行を停止してます。

一方、普天間基地では3月5日、オスプレイが誘導路を走行したり、兵士が機体を確認する様子がみられました。

オスプレイについてAP通信は、今週にもアメリカ軍が飛行再開を計画していると報じていますが、木原防衛大臣は5日朝に「現時点でアメリカ側からの事前調整はない」と明らかにしました。

木原大臣
「日本国内のオスプレイの運用前には必ず私ども日本政府と調整をするというように指示が出されていますけども、これまでのところ米側から日本国内のオスプレイの運用に関する事前調整は来ていない」

また木原防衛大臣は「飛行の安全が日米共通の最優先事項」としたうえで、同じオスプレイを運用する防衛省・自衛隊としても、主体的に判断していくとの考えを示しました。