「強さ・高さ・走力」に磨きをかける
(片野坂監督)「シン・カタノサッカーは、守備はある程度前でボールを奪いにいくっていうところと最後のゴール前のところではやっぱり粘り強く体を張る。そして今はシームレスで途切れのないサッカーが主流になってきている中で、強さや高さが求められ、そして走って戦わなければいけないと思う」

これまでの堅実な守備に加えて激しさを求め、実力差が拮抗するJ2を勝ち上がる考えです。
(片野坂監督)「攻撃はやっぱりボールをつなぎたいと思います。クロスからの得点は非常に多いチーム。これは継続していきながら、セットプレーでの得点率をまたさらに上げていくことで、得点60以上はいけるんじゃないかなというのは感じてます」
この戦術を体現する今年のメンバーは新加入8人を含め34人。うち3人が他クラブからの獲得で、移籍市場で苦戦し補強は厚いとはいえません。また、平均年齢24.9歳と去年より1歳近く若くなり、さらに育成と勝利の両立が求められます。
(片野坂監督)「大分トリニータというクラブは育成のクラブで、若い選手をどんどん成長させて、ピッチに送り出して良い成果につなげていくサイクルを作りながら、強いチームになっていくことが良い成果に繋がると思います」
そして、片野坂監督が会見で何度も発言したのが“熱狂”というキーワードです。