大分市佐賀関で発生した大規模火災の被災者を支援するため、佐賀関に製錬所を構えるJX金属グループが総額10億円を寄付することを決めました。

JX金属グループの関係者が28日、大分市役所を訪れ、企業版ふるさと納税を活用して総額10億円を寄付する申出書を副市長に手渡しました。グループは「100年以上佐賀関で地域の人に支えられて事業を続けてきた。その恩に報いるため」と寄付の理由を説明しています。

11月18日に発生した大規模火災では、住宅など182棟が焼け、1人が死亡するなど深刻な被害をもたらしました。

JX金属グループでは火災発生直後から生活必需品の提供など緊急支援を行っていて、被災者向けに食事の提供や社宅・寮などの住まいの確保も進めているということです。