高額の現金当選をかたるメッセージが携帯電話に届く詐欺があとを絶ちません。一体どのような手口なのか?詐欺と疑われる会社に電話連絡し、真相を確かめました。

大金の当選を信じ込み…

携帯電話に届いたあたかも現金が貰えるような高額当選メッセージ。このようなメッセージが届いたことがあるかどうか街の人に聞いてみました。

(街の人)「3億円当たりましたというのは届いたことがありました。心当たりがないメッセージは無視するようにしています」「不審なメッセージは見ない、開けないようにしています」

この手口では送られてきたメッセージの電話番号に連絡をすることで相手とのやりとりが発生。その後、口座情報の登録などを求められます。最終的には当選金の受取手数料として電子マネーでの支払いなどを要求されます。

国民生活センターによりますと、心あたりのない当選金名目の怪しいメッセージが届くケースは全国であとを絶たず、同じような相談が毎年3000件近く寄せられています。

大分県内では今年11月29日、竹田市内の男性が当選金10億円というメッセージが届き、電子マネー7000円分をだまし取られるなど今年に入ってこれまでに13件の被害が出ています。被害者の全員が本当に大金が当たったと思い込み、指示されるままに振り込みや電子マネーを購入しているということです。