9月も食品に「値上げの波」が押し寄せています。冷凍食品にお菓子など、対象となっている商品は2000品目以上にのぼっています。

円安やウクライナ侵攻に端を発した物価高騰。ガソリンをはじめ私たちの身の回りでは値上げが相次ぎ、すでに1年半以上が経とうとしています。

9月 食品は2067品目の値上げを予定

帝国データバンクの調査で、食品に関しては9月も2067品目にのぼる商品の値上げが予定されています。

大分市のスーパー、「コープふらいる」。値上げされる商品の中で最も品数が多いのが冷凍食品です。日清食品冷凍の商品を中心に5%から20%引き上げられ、例えば「日清焼そばスパイシーソース」は127円から149円に値上がりします。

また、ロッテはチョコレート菓子などあわせて61品目で最大16%の値上げに踏み切っています。メーカー側の模索がうかがえる商品もー。

(安部記者)「こちらの商品は値段は変わらないのですが、9月から内容量の表記がミリリットルからグラムに変更され、実質的な値上げを図るということです」

明治のヨーグルトドリンク「LG21」と「Rー1」は112ミリリットルから112グラムにー。変わるのは単位だけですが、水より重いヨーグルトの特性をいかし内容量は5%程度減るといいます。

毎月の値上げラッシュに消費者も対策を考えているようです。