大分市が高齢者のバス料金を市内一律150円としている事業について、新たにICカードの導入に向けた検討が始まりました。
高齢者の健康増進や社会参加を目的に大分市が実施している長寿応援バス事業について、4年ぶりとなるあり方検討委員会が設置されました。
この事業では2019年10月にバス料金が市内一律150円に引き上げられ、乗車証は現在対象者の78パーセントにあたるおよそ9万人に交付されています。一方で料金を現金で支払う仕組みのため、利用実績が見えにくいという課題を抱えています。
このため、検討会では利用区間や利用回数を正確に把握するため今後、ICカードの導入に向けた議論を進める方針です。他都市の事例などを参考に今年度中に3~4回程度検討会を実施し、方向性をまとめたいとしています。