大分県臼杵市の商店街で去年11月に発生した大規模火災から24日で1年が経ちました。復興に向けて歩みを進める関係者の思いをききました。

商店街で呉服店を営む藤原紳一郎さん(61)は、去年11月24日に発生した火災で店舗兼住宅が全焼しましたが、その後、空き物件を借りて営業を再開しています。

藤原紳一郎さん

(藤原紳一郎さん)「商品も増えましたし、やっと普通に戻ったかなと思います」

「八町大路」の名称で親しまれる臼杵市中央通り商店街では、去年の火災で住宅や店舗などあわせて15棟が焼失しました。

藤原さんは「火災のあった現場はまだ手つかずの状態です」と現状を説明します。

火災現場は未だ更地のままですが、被災者らで作る団体は、店舗の外観など新たな商店街のイメージ図を12月中旬に発表する予定で、街は復興への歩みをゆっくりと進めています。

(藤原紳一郎さん)「ここで大火事があったということが、人々に忘れられないように、目に見える復興が1日も早く実現できるように頑張ります」