畳表の原料となる大分県国東市の特産品、七島イが収穫シーズンを迎え、暑い時間を避けた早朝から刈り取り作業が行われました。

七島イは現在、国内で唯一、国東市だけで生産されていて安岐町の6件の農家が栽培しています。

松原正さんの広さ18アールの田んぼでは七島イの収穫が最盛期を迎えていて、真夏の暑さの中、2日朝も長さ160センチほどの七島イを鎌を使って丁寧に刈り取っていきました。

今年は、梅雨が長かったことから収穫量は去年に比べ若干減ったということですが、色艶が良く質の良いものができているということです。七島イは収穫後半分に割いて乾燥させ畳表に加工されます。

(七島イ農家・松原正さん)「人にとっては暑いですけど、七島イにとっては暑いところを好む作物ですので喜んでいます。台風が来ないことを祈るだけです」

七島イの収穫作業は9月20日ごろまでおよそ2か月間にわたって行われます。