大分県別府市を舞台にした、映画の制作をテーマに地域活性化について考えるトークイベントが15日、大分大学で開催されました。

15日は別府を舞台にした映画「縁石(ふちいし)」で主演を務めた、大分市出身の俳優安部賢一さんが、大分大学経済学部の学生を前に講演。

安部さんは俳優を目指した後も苦労した人生を振り返ったほか、別府を元気づけようと始まった短編映画制作プロジェクトに触れ、映画による地域活性化の可能性に言及ました。

(安部賢一さん)「映画、エンターテインメントを使って、どうしたら大分を盛り上げていけるか、ぜひ考えて勉強して大分の活性化につながるようにお願いします」

俳優の斉藤工さん監督の映画「縁石」は人生に疲れた中年男性が故郷の別府に戻り希望を取り戻す物語で、別府の温泉や人情が繊細に描かれています。

(学生)「自分の知らなかった魅力を再発見できたりしていいのではないか」「自分がこれまでやってきたことだったり、そういうのをシチュエーションでどういかしていくかが大事なことがわかった」

学生たちは映画の持つ力や地域とのつながりに考えを巡らせた様子でした。