来年春に卒業する高校生の就職活動が7月から本格化するのを前に、12日、大分県内の企業と学校との情報交換会が開かれました。

この情報交換会は来年春に高校を卒業する生徒の円滑な進路選択につなげようと県が毎年開催しています。12日は県内の企業163社の採用担当者が高校のブースを回って、進路指導の教諭に自社の事業内容や魅力についてアピールしました。

大分労働局によりますと、今年3月に卒業した高校生の求人倍率は2.42倍と過去最高を記録。今年度もコロナ禍前を上回る「売り手市場」の傾向が続く見通しです。

(建設業の採用担当者)「人が足りない、本当に。仕事は多いのに人が足りない。高校生に入ってもらわないと会社の10年後、20年後が心配なので」

(運輸業の採用担当者)「学校関係者とやり取りをさせてもらって、一人でも多く良い人材にこの先出会えたら」

高校生の就職活動は7月1日から各高校への求人が解禁され、9月16日から選考が始まります。