去年1年間に大分県内で生まれた赤ちゃんの数は6700人あまりと初めて7000人を割り込みました。

国の人口動態統計によりますと、大分県内の去年の出生数は6798人と初めて7000人を下回り12年連続で減少していて、過去最少を更新しました。1人の女性が生涯に産む子どもの数、合計特殊出生率も1.49で、前の年から0.05ポイント減少。全国平均は過去最低だった2005年と並ぶ1.26となっていて、大分県は順位を1つ下げ全国10位でした。

出生数の減少について県はコロナによる婚姻控えなどが影響したとみています。一方、死亡者数は前年から1000人以上増えておよそ1万6000人、出生数から死亡数を差し引いた自然増減はマイナス9400人あまりで戦後最大となっています。