大分市の中心部を流れる水路で体長およそ50センチの「エイ」が確認されました。
オレンジ色の腹を見せる1匹のエイ。大分市の住吉泊地からおよそ1キロ離れた大分市碩田町の水路でみつかりました。体長は50センチほどで、近所の人によりますと、エイは5日から目撃されていたということです。
(目撃した人)「きのう(約100メートル離れた)川のところにエイがいた」「きのう撮ったんですけど生きているような感じはしたが全然動かずにその場にとどまっていた」

(うみたまご飼育部・鳥越善太郎さん)「おそらくアカエイでしょうね。擦過傷が出ていてもともと弱った状態で川に入ってきて死んでいると思う」
水族館「うみたまご」によりますと、見つかったエイはメスのアカエイ。エイは海水と淡水が混じる汽水域に生息することもあり、珍しい行動ではないといいます。また、海水浴場などでエイを見かけた場合、尾に毒があるので絶対に触らないよう呼びかけています。
(うみたまご飼育部・鳥越善太郎さん)「夏休みにちょうど産卵シーズンに入っているので海水浴場で赤ちゃんを産みに来る。(エイのとげを)踏んでしまってケガする人が出るのでエイを見つけても触らないようにしてほしい」