新型コロナが季節性インフルエンザと同じ、5類に移行されたことを受けて大分県は感染状況の発表内容を変更しました。

具体的には日々の感染者数を5月8日で取りやめ、毎週水曜日に県内58の定点医療機関から報告された1週間の患者数と、1医療機関あたりの患者数を公表します。

変更後初めての発表が17日行われ、陽性者数は前の週のおよそ1.4倍に増えています。

県のまとめによりますと5月8日から14日までの1週間で、58の医療機関から報告された新型コロナの患者数は139人で、1医療機関あたりの患者数は2.4人です。

保健所別では、1医療機関あたりの患者数は東部が4.33、北部と西部が2.4、大分市は2.12です。

一方、定点医療機関の直近3週間の発生状況と比較すると増加傾向にあり、前の週に比べるとおよそ1.4倍に増えました。

新型コロナ5類引き下げで感染対策の緩和が進む一方で「第9波」の可能性も指摘されています。県は5類引き下げ以降も状況によって注意を促していくことにしています。