イノシシやシカ肉などジビエの消費拡大に向けて人材を育成する研修施設が大分県宇佐市にオープンしました。
宇佐市院内町にオープンした「日本ジビエアカデミー」はイノシシやシカ肉の加工販売などを行う「サンセイ」が運営するジビエ処理の研修施設です。アカデミーでは品質の良いジビエの普及を目指し、受講者に狩猟から解体加工、販売までの研修を行います。また衛生管理などの知識も学べます。県によりますと2021年度に捕獲された野生鳥獣のうち食用として流通したのは4.1パーセントに留まっています。
(サンセイ・山末成司社長)「美味しいジビエを作るにはこんなに大変だけど、こういう処理をしなければいけないということを学んでそれをどんどん広げていって美味しいジビエが全国に広がっていけばなと思います」
施設では全国から受講者を受け入れて、6月から研修を開始し、年間20人ほどを育成する方針です。